多機能 直流電子負荷装置
PLZ-5Wシリーズ

機能(動作・制御・操作)

機能(動作・制御・操作)

動作モードの設定

PLZ-5W は下記の動作モードを備えています。定電流モードおよび定抵抗モードでは、 さらに定電圧モード(+CV)の動作を追加できます。

定電流(CC)モード 電流値を指定し、電圧が変化しても電流を一定に保ちます。
定抵抗(CR)モード コンダクタンス値を指定し、電圧の変化に対して比例した電流を流します。
定電圧(CV)モード 電圧を指定し、負荷入力端の電圧が一定になるように電流を流します。
定電力(CP)モード 電力値を指定し、消費される電力が一定になるように電流を流します。
任意IV 特性(ARB)モード I-V 特性上の任意の電圧値と電流値を複数指定して、任意の負荷特性を設定できます。

スルーレートの設定

電流を変化させるときの、変化の速さを設定できます。スルーレートを設定すると、下記の場合にスルーレートが機能します。
●設定値を変更して電流値を変化させたとき(スイッチング機能含む)。
●定電流(CC)モードの外部コントロールで電流値を変化させたとき。
●ロードオンで電流値が変化したとき。

スルーレートは、単位時間当たりの電流の変化量を電流レンジに応じて設定します。また、立上りと立下りで共通の値を設定します。CC モードまたはARB モードのとき、ロードオン/オフにかかわらず設定できます。


高精度・高分解能

3レンジを内蔵し、広いダイナミックレンジと高精度を両立。

ロードオン・オフ動作

システムに応じて柔軟に対応します。ロードオン・オフ動作は通常操作のほかに下記を選択可能です。
● 電源投入時にロードオンの状態で起動
● ロードオンの経過時間を表示
● 一定時間経過時間後にロードオフ
● リレー等の外部信号によってロードオン・オフ

任意IV 特性(ARB)モード

任意IV特性(ARB)モードでは、IV特性上の任意の点(電圧値、電流値のセット)を複数登録することで、任意のIV特性を設定できます。任意の点は3 点~ 100 点まで登録できます。LED 負荷のシミュレーションなどに利用できます。

ショート機能

ショート機能を作動させると、定電流(CC)モードでは最大電流値、定抵抗(CR)モードでは最小抵抗値に設定され、EXT CONT コネクタのリレー(DC30 V/1 A)接点が閉じます。外部の大電流用リレーなどを駆動して負荷入力端子をショートさせることができます。

スイッチング機能

定電流モードおよび定抵抗モードにて、最高100kHzでのスイッチング動作が可能です。またレベル、周波数、デューティ比などの設定パラメータはロードオン中でも変更することができます。

【設定パラメータ】
■動作モード : CCおよびCR
■周波数設定範囲 : 1Hz〜100kHz
■周波数設定分解能

1Hz〜10Hz 0.1Hz
11Hz〜100Hz 1Hz
110Hz〜1kHz 10Hz
1.1kHz〜10kHz 0.1kHz
10kHz〜100kHz 20kHz,50kHz,100kHz
■周波数設定確度 : ±(0.5% of set)

■デューティ比設定範囲、ステップ
1 Hz ~10 Hz 5.0 % ~ 95.0 %, 0.1 % ステップ
11 Hz ~100 Hz 
110 Hz ~1000 Hz
1.1 kHz ~10.0 kHz 5 % ~ 95 %, 1 % ステップ
10 kHz ~100 kHz 10 % ~ 90 %, 10 % ステップ
※デューティ比設定の最小時間幅は5μsです。


ソフトスタート機能

ソフトスタートは、負荷電流の立上り時間を制限する機能です。下記の条件をすべて満たしたときのみ、ソフトスタートが機能します。
●ソフトスタートの立上り時間が設定されている。
●定電流(CC)モードでロードオン状態。
●負荷入力端子に入力がない状態から、最小動作電圧0.05V以上の入力があった場合。

負荷電流が急激に立上ると被試験物の出力が不安定になる場合や、電源の過電流保護回路が作動してしまうので、起動時の電流変化のみ遅くしたい場合などに使用します。
立上り時間は、OFF/100μs / 200μs / 500μs/ 1ms/ 2ms /5ms/10ms/20ms に設定できます。

シーケンス機能

シーケンスは、あらかじめ設定した動作を連続的に実行する機能です。シーケンスは、プログラムとステップで構成されます。
プログラムは、ステップの集合体です。
ステップは、ステップ1から1つずつ昇順に実行されます。
最後のステップが終了すると、そのプログラムの実行が1回終了したことになります。

設定項目 内容
負荷設定値 電流値、コンダクタンス値、電圧値、電力値。現在の動作モードによって設定できる値が異なる。
ステップ実行時間 ステップごとに0.000025 s ~ 3600000 s を設定可能。
電流値遷移方法 階段状、またはスロープ状。
プログラムのループ回数 1 回~ 100000 回、または無限。
シーケンス編集/実行/停止方法 前面パネル操作、またはRS232C / LAN / USB でのリモート操作。
その他 ロードオン/オフ制御、スルーレート、CC またはCR モード時にCVモードを追加、トリガソース設定、ステップ実行時トリガ信号出力オン/オフ、保護機能(OCP、OPP、UVP)作動時の動作

●TALink
TALink(Transient Acquire Link)トリガを用いると、シーケンスのステップと同期してPLZ-5Wにデータをロギングさせることが可能です。ロギングしたデータはPLZ-5Wと通信をすることで取得できます。

リモートセンシング機能

リモートセンシングを行うと、電圧の計測点を負荷入力端子から任意のセンシング点に変更できます。センシング点を被試験物端に設定することで、負荷用電線の抵抗による電圧降下などの影響を低減し、CR/CV/CPモードの動作を安定させることができます。
リモートセンシングを使用する場合は、センシング線をPLZ-5W のセンシング端子と被試験物端に接続し、リモートセンシング機能を有効にします。
●リモートセンシング補償可能電圧:往復7V

自動ロードオフタイマ

被試験物の放電開始から指定時間経過後に、自動でロードオフします。ロードオフ直後の積算電力、積算電流も測定します。 電池の放電試験などに便利です。

同期運転機能

PLZ-5Wを相互に通信ケーブルで接続するだけで、同期運転をすることができます。(市販LAN ケーブルによる簡単設定)
●複数台のロードオン/オフを同期する。
●測定を同期する(リモートコントロール)
●複数台のシーケンス開始タイミング、一時停止解除タイミングを同期する。
PLZ-5Wの各機種を混在して接続可能です。(例:PLZ205W とPLZ1205W など)
また、並列運転の状態でも同期運転できます。

セットアップメモリ

セットアップメモリは、下記設定値を20個まで保存できます。
●動作モード(CC/CR/CV/CP、+CVの有無)
●保存時の電流値/抵抗値/電圧値/電力値
●レンジ設定
●スルーレート値
●スイッチング周波数/デューティ比/レベル/時間
●保護設定
●ABCプリセットメモリの内容

ABCプリセットメモリ

各モードの各レンジごとにA、B、C の3つのメモリがあり、設定値を保存することができます。保存された設定値は、ロードオン中でも自由に呼び出し、保存ができます。定電流+定電圧、定抵抗+定電圧モードでは、定電流および定電圧、定抵抗および定電圧の両方のメモリの呼び出し、保存ができます。

保護機能・その他

過電流保護(OCP)、過電力保護(OPP)、過電圧検出(OVP)、低電圧保護(UVP)、過熱保護(OTP)、逆接続検出(REV)、外部アラーム入力検出、コンフィグレーション設定、USBキーボード対応。

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