コンパクト・ワイドレンジ直流電源(CVCC) NEW
PWR-01シリーズ

概要・特長・用途

出力は広範囲な電圧・電流設定の組み合わせが可能な電力型(3倍〜4倍)
LAN(LXI対応)/USB/RS232C通信インターフェース標準装備
シーケンス作成・制御ソフトウェア:Wavy for PWR-01
全モデル前面出力端子付
内部抵抗可変機能搭載
写真:左1200Wモデル/中央800Wモデル/右400Wモデル
製品ギャラリー


ラインアップ

Lタイプ(40V)
PWR401L 400W、0〜40V/0〜40A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
PWR801L 800W、0〜40V/0〜80A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
PWR1201L 1200W、0〜40V/0〜120A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
MLタイプ(80V)
PWR401ML 400W、0〜80V/0〜20A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
PWR801ML 800W、0〜80V/0〜40A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
PWR1201ML 1200W、0〜80V/0〜60A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
MHタイプ(240V)
PWR401MH 400W、0〜240V/0〜5A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
PWR801MH 800W、0〜240V/0〜10A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
PWR1201MH 1200W、0〜240V/0〜15A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
Hタイプ(650V)
PWR401H 400W、0〜650V/0〜1.85A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
PWR801H 800W、0〜650V/0〜3.70A コンパクト・ワイドレンジ直流電源
PWR1201H 1200W、0〜650V/0〜5.55A コンパクト・ワイドレンジ直流電源

概要

PWR-01シリーズは、小型・高性能・多機能型コンパクト・ワイドレンジ直流電源です。
最大出力電圧で4タイプ(L、ML、MH、H)と最大出力電力で3モデル(400W、800W、1200W)の全12モデルをラインアップしています。 また、本製品はシーケンス機能による出力の自動制御が可能。プログラムの編集にはパソコンが必要ですが、いったん電源本体(メモリ)に書き込んでしまえば、シーケンスの実行は、パネル操作のみでおこなうことができます。 さらにシステムアップに不可欠な通信インターフェースとして、LAN(LXI)、USB、RS232Cを標準搭載。
その他、前面出力端子、内部抵抗可変機能、ブリーダON/OFF機能、CV/CC優先切替機能、同期運転機能、各種保護機能、メモリ機能等、ベンチトップ直流電源として実用的な便利機能を装備しています。

特長

通信インターフェース標準装備

システムアップに不可欠な通信インターフェースLAN(LXI)、USB、RS232Cを標準搭載しています。RS232Cをご使用の際は、オプションのD-sub 9P-RJ45変換ケーブル(RD-8P/9P)を別途お求めください。 またアナログコントールに使用するJ1/J2コネクタも装備しています。

シーケンス機能搭載

プログラムで設定した条件を、順番に呼び出して自動運転する機能です。パソコンで作成したプログラムを本製品に書き込めば、パネルからも実行できます。本製品にプログラムを書き込んだ後はパソコンなしでもプログラムを実行できます。

同期運転

設定やシーケンスプログラムの再開をトリガ信号で同期させる機能です。PWR-01シリーズの各機種(例:400Wモデルと800Wモデルなど)を混在して接続できます。並列運転でも同期運転ができます。同期運転は、コマンドを使用してリモートコントロールで各種設定をする必要がありますが、設定後は、パソコンなしで同期運転ができます。

ブリーダON/OFF機能

PWR-01シリーズには出力端にコンデンサが接続されており、OUTPUT OFF時にその電荷を放電させるためのブリーダ回路が搭載されています。例えば、出力端子にバッテリ等が接続された場合、OUTPUT OFFであってもブリーダ回路がON状態では、ブリーダ回路によりバッテリや電池等の電荷を放電してしまいます。この場合、ブリーダ回路をオフに設定することで、過大な放電を防止することができます。バッテリや電池等の充電に必要な逆電流防止用のダイオードを省略することが可能になります。

ブリーダー回路 説明
オフ*1 ブリーダ回路オフ
ノーマルブリーダ ブリーダ回路オン
ハイパーブリーダ*2 ノーマルブリーダより、無負荷時の立下り時間が約70%に短縮、試験サイクル時間(タクトタイム)の削減が可能。容量性負荷でON/OFFをなるべく早く動作させたい場合等に有効です。

*1. 出力端子が開放されていて出力オフの状態や電圧設定値が0 V の場合でも、最大数百 mV の電圧が出力端子に発生する場合があります。
*2. ファンの回転速度が常に最高速になります。

出力オン時の立ち上がり状態設定

出力をオンにしたときに優先される動作モード(CC(定電流)優先/CV(定電圧)優先)が設定できます。出力オン時のオーバーシュートを防止します。

出力オン/オフ ディレイ機能

OUTPUT キーをオン/オフしてから、実際に出力がオン/オフされるまでの遅延時間(DELAY TIME)を設定できます。負荷の特性に応じた時間差を設定して出力をオン/オフしたい場合に有効です。

ソフトスタート/ストップ機能

出力電流の立上り/立下り時間を設定できます。出力電流の急激な立上り/立下りに負荷が追従できない場合や、過電流保護回路が作動してしまう場合に有効です。

ワンコントロール並列運転

ワンコントロール並列運転とは、1 台をマスタ機(主機)、ほかの同一モデルをスレーブ機(従機)として接続します。接続したシステム全体をマスタ機の操作でコントロールする機能です。ワンコントロール並列運転で出力電流を拡大(最大出力電流:単体の定格出力電流× 並列台数)できます。最大並列台数はマスタ機を含め400Wモデル、800Wモデルは3台、1200Wモデルは2台となります。マスタ機とスレーブ機間の出力電圧、および出力電流の差は、定格の約5 % 以内です。

直列運転

2台まで直列に接続できます。2台の出力電圧を合計した電圧が負荷に供給されます。電圧の設定確度は単体の確度です。
※ワンコントロール運転はできません。 
※Hタイプは直列運転できません。

プリセットメモリー機能

電圧、電流、OVP、OCPおよびUVL の各設定値の組み合わせを3つ保存できるプリセットメモリーがあります。保存された設定値は、必要なときにプリセットメモリーから呼び出すことができます。

コンフィグ設定のショートカット機能

コンフィグ設定の項目を、前面パネルのキーに登録することができます。コンフィグメニューから探して設定する手間が省けるので、頻繁に使用するコンフィグ項目を登録することによって操作の効率化が計れます。最大3つまで登録することができます。

マルチチャンネル(VMCB

マルチチャンネル(VMCB)を使用すると、パソコン1台と複数台のPWR-01シリーズ(31台まで)を接続して、仮想的な多チャンネル電源システムを構築することができます。複数台のPWR-01シリーズの制御タイミングを合わせる場合や通信ポートの節約に有効です。

仮想マルチチャンネルパス

組込みWEBサーバでかんたんアクセス

パソコン、スマートフォン、タブレットのWEBブラウザから、PWR-01シリーズに組込まれたWEBサーバにアクセスし、制御・監視することができます。

*スマートフォン、タブレット等の接続には Wi-Fi環境(無線LANルータなど)が必要です。

3〜4倍比の電力型動作(動作領域)

動作領域は広い電圧・電流設定の組み合わせが可能な「3〜4倍比」の電力型。
例えば定格出力電力1200WタイプのPWR1201MLでは、80V-15Aから20V-60Aまでシームレスな動作が可能です。

●動作領域概念図

内部抵抗可変機能

定電圧動作状態で、出力電流値に応じて出力電圧値を、設定した抵抗値に基づき低下させる機能です。二次電池、太陽電池、燃料電池などの内部抵抗を簡易的に模擬することが出来ます。また抵抗値は、本体のコンフィグ設定と通信インターフェース(LAN/USB/RS232C)より設定することが出来ます。

設定範囲

  • Vrtg:定格出力電圧、Irtg:定格出力電流、Rint : 内部抵抗値
  • 0 < Rint(min) ≦ Rint(max)
  • L タイプ、ML タイプ:Rint (max) = Vrtg/ Irtg
  • MH タイプ、H タイプ:Rint (max) = Vrtg/ Irtg x 3/ 4
PWR401L PWR401ML PWR401MH PWR401H
Vrtg [V] 40 80 240 650
Irtg [A] 40 20 5 1.85
Rint [Ω] 0.001 ~ 1.000 0.001 ~ 4.000 0.01 ~ 36.00 0.1 ~ 263.5
分解能 *1 0.001 0.001 0.01 0.1
PWR801L PWR801ML PWR801MH PWR801H
Vrtg [V] 40 80 240 650
Irtg [A] 80 40 10 3.7
Rint [Ω] 0.001 ~ 0.500 0.001 ~ 2.000 0.01 ~ 18.00 0.1 ~ 131.8
分解能 *1 0.001 0.001 0.01 0.1
PWR1201L PWR1201ML PWR1201MH PWR1201H
Vrtg [V] 40 80 240 650
Irtg [A] 120 60 15 5.55
Rint [Ω] 0.001 ~ 0.333 0.001 ~ 1.333 0.01 ~ 12.00 0.1 ~ 87.84
分解能 *1 0.001 0.001 0.01 0.01

*1. FINE 使用時の設定分解能

安全で使いやすい前面出力端子

ベンチトップユースのための前面出力端子(10Aまで)を標準装備しています。出力端子はセイフティプラグで接続して下さい。
※本製品の仕様は、後面出力端子で既定されています。

タフ性能

放熱設計の最適化により、動作保証周囲温度50℃を実現。高温下での全負荷連続運動といった過酷な使用環境にも対応できます。

その他の機能

  • アナログ外部制御機能装備。電圧、抵抗による各出力電圧・電流コントロールが可能。
  • リモートモニタリング標準装備。出力電圧、出力電流および動作モードの外部アナログモニタリングができます。
  • 高調波電流抑制のための力率改善回路(力率0.98)を内蔵し、高効率スイッチング回路(効率70%)を搭載。
  • 電圧、電流および電力(W)表示が可能な4桁表示ディスプレイ。電力を確認しながら電圧、電流の設定が可能。
  • 保護回路として、OVP(過電圧保護)、OCP(過電流保護)、OPP(過電力保護)、OHP(過熱保護)を標準装備。
  • 誤操作で設定を変更してしまうことを防止するためのロック機能を装備。パネルロック状態のときには、OUTPUTスイッチを除く前面パネルのスイッチと設定ノブが無効になります。
  • AC入力は100Vから240Vまでのユニバーサル対応。

アプリケーションソフトウェア

シーケンス作成・制御ソフトウェア Wavy[ウェーヴィー]

SD027-PWR-01(Wavy for PWR-01)

電源の自動試験を支援するソフトウェア。
マウスを使ってお絵描き感覚&表計算感覚で作成・編集!

「SD027-PWR-01(Wavy for PWR-01)」は、菊水製の電源装置のシーケンス作成・実行を支援するためのソフトウェアです。Wavyは、パソコンを使って思い通りのシーケンスパターンを直感的かつ視覚的に、プログラム言語を全く知らない方でも手軽に作れることを目標に開発されました。 電圧・電流のモニタリング、ロギング等、リモコン感覚で電源を操作することが可能になっています。

動作環境・条件

  • Wavyで制御できる電源の台数は1台です。
    ※VMCBの場合はマスター機を制御することで、スレーブ機を同時制御します。
  • OS:Windows 7(x86/x64) 、8(x86/x64)
  • CPU:Pentium 4 H(推奨Core2以上)
  • CD-ROM:セットアップ時に必要
  • マウス:必須
  • モニタ:1024×768 以上
  • メモリ: 128MB以上
  • 対応インターフェース:LAN、USB、RS232C
Wavy(ウェーヴィー)

ページトップへ ▲