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人はどこから老化するのか
〜最大の敵は「あきらめ」〜

2009年5月



先に、今年の大型連休の話を。

一日だけ、日帰り帰省で出掛けた。
覚悟はしていたものの、今年は高速道路には本当に辟易した。
さらに、一般道であっても、高速のインターに向かう道や
アウトレットモールなどのレジャースポットがある周辺も大渋滞が。

近年、連休だからと(特に車で)遠出するのは「??」と、
わたしは思うようになってきたが、今回は決定打だったような。

ならば、手近なところで(多摩川の河川敷)でバーベキューでもと、
行った人の話では、こちらもやはり思うことは皆同じようで
河原が、芋を洗うような混雑だったそうな。

いい加減、皆が一斉に休むという規範は、どうにかせんと。
休日のあり方は、働き方、就業観の裏返しで、
大袈裟に言えば、日本人の生き方そのもの。

みんなと同じ、という居心地の良さ(安心?)ではなく、
違うということが面白い、と思える価値観を持つ人が
もっと増えて欲しいと、思うのだが・・・。

◆◆◆◆◆◆◆◆

さて、今月のお題は「老化」。

生物学的に見ると人間の寿命は40歳くらい、という話も以前書いたが、
確かに、アラフォー(40歳前後)あたりから、
わたしも年齢かな?という自覚が出てくる。

容姿、風貌もさることながら、
体力、知力の衰えに、人は抗し得ないのは仕方がない、と思いつつ、
でも、なんとかならないのか、と思うのもまた人情である。
つい本屋でも、ビジネス系のみならず、
そういったテーマの本にも目が止まる。

「人は『感情』から老化する」(祥伝社新書)。

著者は精神科医、和田秀樹氏。
少し前に読んだ本だが、なるほどと思うことが多く、
いずれ触れたいと思っていた。

先般の子供の日に、
日本の15歳未満の子供の数が、
28年の連続減少で、過去最少となった、という報道があった。
調べたら、今の総人口は1億2000万人で、
28年前(昭和57年)より1000万人ほど増えているにもかかわらず、
昭和57年の子供の数、約2700万人に対し、平成21年は1714万人。
実に1000万人減少したことになる。
翻せば、その分高齢者が増えたということである。

高齢化は確実に進んでいる。

まだ若いから関係ない、ということはない。
老いは万人にやってくる。
そのためにも、知っておくと何かのときの役に立つ、ということで
今回はこの話を。

◆◆◆◆◆◆◆◆

人間の脳は、加齢とともに萎縮するという。
では、どこから縮みはじめるのか?
何となく、「記憶」に関係する部分(海馬など)なのかな
と思いきや、実は感情を司る「前頭葉」なのだそうだ。

人間の老化は、体力、知力よりも「感情」から始まる。
知能や知性は、加齢しても、わたしたちの想像ほどに実は衰えない。
問題なのは、怒り出したらずっと怒っている、といった
感情のコントロールや切換えができないこと(これを「保続」という)、
自発性や意欲が減退するといった「感情の老化」なのだ・・・。

巻頭に「感情老化度テスト」というのがある。
設問はこんな感じである。

失敗すると、昔よりうじうじと引きずる
年下にタメ口をきかれると瞬間的にムッとする
「この年で始めたって遅い」とよく思う
最近、何かで感動して涙を流した記憶がない
今日あった出来事が気になって、落ち着かず眠れないときが多々ある
雑誌「レオン」やグルメ雑誌、ファッション誌なんて自分とは別世界のことと思う
「ごますり」とわかっていても気持ちいい
「あいつは○○だから」という、人の性格を決めつけたような発言をよくする
仕事で、こうした方がいいと思うことがあっても、面倒くさいので提案しない
一度嫌い(好き)になった人物のことは、なかなかいい点(悪い点)を認められない

・・・などなど。

◆◆◆◆◆◆◆◆

こういった設問に「YES、どちらともいえない、NO」で答えていき、
回答を加重して積算すると「感情年齢」が出る、というもの。
基本は実年齢と拮抗で、やはり下回るほうがいい。

たしかに「老ける」とは、容姿や行動以上に
「気持ち」がそうなってしまうというのはある。
気持ちがそうなると、容姿に無頓着になる、
行動がにぶくなる(面倒くさいと思う)に繋がる。

老化は自然の摂理だから、そのまま成りゆきにまかせる、
で良かったのは昔の話。ほとんど抗しようもなかった。

しかし長命化している現代には、
様々なアンチエイジングの手法、ツールがあって(怪しいものもあるが)、
意識して努力している人と、そうでない人で、
同年代とは思えないような差が出ているのも事実。
女優の黒木瞳さん、歌手の松田聖子さんなどは、
ほんとうに凄いな、と思う。

特に男の場合は、女性にくらべて無頓着になる傾向が強いので
気を付けた方が良いそうだ。

とにかく最大の敵は「あきらめ」。
「いい歳だから」とか「いまさら」は禁句である。

世間の「わかったような」道徳律ほど
無責任なものはないのだから、
気にせず「GO!」なのだ。

◆◆◆◆◆◆◆◆

ちなみに、自分の場合、
「感情老化度テスト」で38歳と出た。
本当か?と思いつつ、でも少し嬉しかったりして・・・。

でも、これって「ごますり」?。
あちゃ〜・・・。

菊水電子工業株式会社 ウェブマスター
藤川 貴記 webmaster@kikusui.co.jp

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