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いでよ!小さな冒険者
〜いつもと「ちょっと」違うことを〜

2009年7月



何がでるかな?

そういったボタンが付いた自動販売機を見かけることがある。
何か飲み物を買おうとしたとき、「何でもいいや」ということは、ままある。
そういう時、ボタンを三つ四つ同時に押して遊んだという
経験を持つ人は結構いるのでは。
それをあらかじめ「ワンボタン」にしてしまったわけだ。

それを見て思いついたのは「福袋」。
正月にはニュースになるほど結構な人気がある。
人気の理由はとして、お買い得感が強調されているが、
「何が入ってるかわからないのがいい」というのもあるという。

さらにネットでの買い物やオークション。
これらが支持される理由として、利便性や合理性が言われるわけだが、
「相手がちゃんとやってくれるだろうか?、品物が来るのだろうか?」という
スリルが楽しいという部分も否定できないと思う。

◆◆◆◆◆◆◆◆

この三つには共通点がある。
それは、みな「小さな冒険」なのだ。

博打のごとき(駄目な時の)ダメージが大きなコトは嫌だが、
ちょっとしたリスクなら不確実なことを
わざとやってみてもいい(むしろやりたい)、
というのは、みんなの心の中に多少なりともあるのではないか。

昨今、いろんな場面で「命がけで変われ!」という声が上がる。

時に、そういう危機感は必要なのだが、
それは「全てを捨てて、大冒険に行け!」と言われるようなもので、
腰が引けるのが普通であろう。

しかし、今までとは変えなければならないというコトはやはりあって、
現実、切実な問題になっている。

そして、こう思うのである。

たしかに大冒険は無理でも「小さな冒険」は
出来るのではないか(やりたいんじゃないの)?、と。

意識して、いつもと、または今までとは
「ちょっと」違う道を行く。
「ちょっと」違うものを買う。
「ちょっと」違うやり方をする。
「ちょっと」違う考え方をする、等々。

◆◆◆◆◆◆◆◆

そんなこと無駄だとか、意味ないよ、と
つい思ってしまうが(確かに何も結果がでない場合も多い)、
大きな変化は、そういった小さなコトの積み重ね・継続からも
成し遂げられるのではないか。

またまた、脳の話で恐縮だが、
人間の脳は、「べき乗(x の n乗)」で
成長するという話がある。

つまり、
2→3→4→5、ではなくて、
2→4→8→16、という変化をするそうである。

例えば経験の記憶というのは、
AとBという2つの経験をすると、
Aから見たB、Bから見たA という見方が加わって
都合4つの関係が理解される。

だから、2の経験は2のチカラではく4のチカラになる。
更に付け加えるとこういった能力は
30歳以降に飛躍的に伸びるそうだ!

※参考「海馬〜脳は疲れない〜」(新潮文庫)

◆◆◆◆◆◆◆◆

小さな冒険(経験)は、
それ一つだけでは本当に些細な事だが、
それをコツコツ懲りずに増やすことで、
自分では想像もできないような変化が
頭の中で起こりやすくなるのだろう。

もっともそれは寝ている間に
脳が(勝手に)やるということで、当人の自覚はないらしい。

何かの拍子に、パッと思い付く感じで
「変化」がコトバや行動となって表に出てくるのだ。

ただ問題は、その「何かの拍子」がいつなのか分からない事。
多くはそれを待てずに(あきらめて)途中で止めてしまう。

八方塞がりのような世の中で、
ついドラスティックなことでしか
突破できない(ぶっこわすしかない!?)ように思いがちだが、
個人レベルの「小さな冒険」を実行する人が
増えるという道も、案外バカにできないように思う。

「海馬〜脳は疲れない〜」の中に、こうある。

16のチカラの時は、
1000なんて絶対到達できないように見える。
しかしそこから6回繰り返せばできてしまうんです。
2の10乗は1024ですから。

ほら、ちょっと元気出ませんか?

◆◆◆◆◆◆◆◆

ところで、自販機の「何がでるかな?」ボタンは
どのくらいの割合で押されるんだろう。

2:8の法則をあてはめれば、
利用者の2割くらい・・・かな?

菊水電子工業株式会社 ウェブマスター
藤川 貴記 webmaster@kikusui.co.jp

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