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爪が早く伸びるオッサンの休日は早く暮れる
〜あなたのオッサン度は何レベル?〜

2014年1月



今回の年末年始は日並びが良く、珍しく9連休となった。
しかしながら、大晦日までは掃除や片付けでバタバタする。
終ってみれば、休みを満喫した実感は少なく
残念感が否めない9連休であった。
ただ、紅白歌合戦の「あまちゃん特別ステージ」は良かったなぁ・・・うん。
(あまちゃんを見ていなかった方には「何なのこれ?」だっただろうが)

一方、普段の週末休みであっても
朝から晩まで旅行やイベントで
みっちりと計画を詰め込んだ場合、
たった2日間なのに充足感に浸ることもある。
絶対時間ではなくて、結局中身なのかな・・・。

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長い休みの恒例は、読書と映画だ。
映画は洋画の「オブリビオン」と邦画の「プラチナデータ」。

「オブリビオン」は、スタイリッシュで美しい予告編映像に惹かれたのと
「プラチナデータ」は、国民を遺伝子情報レベルで管理する近未来という設定に
興味が湧いたのでチョイスした。
前者は、異星人による侵略戦争後、勝利したが荒廃してしまった近未来の地球、
後者は、DNA捜査によって検挙率100%になった近未来の日本と
舞台設定が全く違うものだが、シナリオに共通点がある。
いわゆる「どんでん返し」があって、
映画技法の常套手段とわかりつつも
世界観に感情移入してしまうと、これが効く。
「え〜っ、そうだったの!?」と。

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「オブリビオン」では、主人公である元海兵隊司令官
ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)は「ひとり」ではなく、
しかも侵略戦争に勝利したのは人類ではなかった。
「プラチナデータ」では、主人公であるDNA検索システムの
開発責任者(二宮和也)も「ひとり」ではなく、
またシステムの真の目的は別にあった。
「ひとりではない」の意味はぜひ映画で・・・。

いずれも主人公が見ていた世界は、
真実ではなかったという話になっている。
同様の構成を持った作品で思い出したのは、
アーノルド・シュワルツェネッガー主演
1990年制作の「トータルリコール」。
同作では、主人公の夢なのか現実なのか、
最後まであいまいな表現になっていたが。
主人公の記憶や世界観が「虚構」にすり替えられていたという設定で
なかなか面白かった。
2012年にリメイク版が制作されている。これもいずれ見ようか。

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本はあまり読めなかったが、
Amazonのリコメンドに表示されて思わずお買い上げした
「オッサンになる人、ならない人(PHP新書、富増 章成著)」を怖々と拝読・・・。
この本の冒頭に「オッサンテスト」という診断マップがある。

・独り言が多くなってきた
・駅のホームで傘ゴルフをしてしまう
・よく人と健康についての話をする
・流行の曲がわからなくなってきた
・むかしのことをよく思い出すようになった
・下ネタやダジャレをいう
・電車で二本の吊り革をつかんだことがある

などの20の設問に対しYES・NOを選択して進むと
自分のオッサンレベルが提示される。
自己分析したところ最低の「オリーブ油」レベルと出た。(最高は「軽油」レベル)
まださほど脂ぎってはいないようだ。
もっとも、脳トレ(・・・もうオワコンですか?)と同じで
意識している時点で既に、立派な「オッサン」なのだけれども。

(注:オワコン=終わったコンテンツを意味するネットスラング...です)

◆◆◆◆◆◆◆◆

しかし、診断マップに続く本文中でひとつ
「これはあるっ!」と思った項目がある。
「爪が早く伸びる」というものだ。
風呂で「あれっ?切ったばかりなのに」と思うことが度々あるが
実はこれがオッサンの証。時間の経過を早く感じているということだ。

時間というのは、外部の連続的な変化を
記憶しカウントすることで生じるという。
つまり、自分以外の対象への意識や関心が希薄になってきており
時間の経過に鈍感になっているということなのだ。
自分の思考スピードが遅くなってくると、相対的に外界の出来事が高速化することになる。
これが「時間が早く過ぎる」という感覚の正体であろうと。

日々が惰性で無意識に過ぎている。
ゆうべ何を食べたかを思い出せない、というのはこれである。
参った・・・全くその通りである。

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この本の良心的?な点は、オッサン臭さを糾弾するだけではなく
キチンと対処法を提示しているところ。
外界の意識化には記録がいいという。簡単に言えば「日記」を付けること。
ゴミを出したとか、自販機でコーラを買ったとかという
つまらないレベルでも手帳などに書き留めておく。
記録を見返すことで、「もう一週間か」が
「あれ、まだ一週間か」になるという。なるほど。

そういう観点では、Twitterでどうでもいい日常を
つぶやき続けるのは案外いいことなのかもしれない。
ただし、「つぶやき」が愚痴などの独り言になってしまうと
独我論に陥ってしまう危険性があり、これはこれで問題なのだそうだ。
独我論は言い換えれば「ジコチュウ」。
周囲の目を気にせずにブツブツ何かを言っているオッサン。
これはちょっとなぁ・・・ですよね?

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話を冒頭に戻そう。
時間の充実とは、外界の出来事をどれだけ意識できるかなのだろう。
泰然自若(たいぜんじじゃく)として周囲に流されまいとするのは
むしろオッサン化を促進してしまうようだ。
周囲を見つつ、しかし自分を見失わないという「しなやかさ」、これだろう。
ん〜難しい。だいたいオッサンは体が硬い。
まず今年はそこから・・・違うか?

自分の見ている(つもりの)世界と
外界(真実)とのズレ加減=「オッサン度」なのかも。
そしてある日、そのギャップ(どんでん返し)に愕然とするのだ・・・。

オッサンテストの診断マップは
Amazonの「なか見検索」で見られる。
気になった人はどうぞ。
オッサンになる人、ならない人(外部サイト:Amazon)

なお、今回のタイトル(爪が早く伸びるオッサン・・・)は
AKB48の「鈴懸なんちゃら・・・」を狙ってみたが、
ハズしたかも・・・押忍。


菊水電子工業株式会社 ウェブマスター
藤川 貴記 webmaster@kikusui.co.jp

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