HOME > マンガでわかる直流安定化電源 > 第7話 「定電流の理解(上) 」

話数リストトップ ◀

第7話定電流の理解(上)

第7話コラム

第7話および第8話(次話)は、直流電源の動作モード(定電圧・定電流)の理解がテーマです。このマンガの企画当初、その説明が最難関になるであろうと予想しました。最難関という意味は、技術的な難度ではなく、いかに噛み砕いて(電気に不案内な人でもわかるように)表現できるかという観点においてです。

一般的に電子計測器の類は、明言しにくいことですが・・・簡単に使えるものではありません。適当に触って何とかなるということはまずなくて(俺はできるぜ、という方は経験豊富な熟練者でしょう)、適切に使うためには、電子工学の知識があることを前提に、機器の説明書を読み、動作原理や操作方法を理解することが必須になります。

しかし宇都木の幼馴染みである那央は、直流電源について「いつもなんとなく『動くからとりあえずこれでいいか』ってなっている」と言いました。第1~2話でも触れたトピックですが、直流電源の使われ方として、残念ながらそれが実情です。何も考えずとも(一見)簡単に使えることは、道具として良い点ではありますが、それ故にうまく使えなくなった時に、その理由が全くわからない(知らない、考えたことがないことは想像もつかない)ということになりやすいものです。

直流電源がうまく動かない時の原因には様々な 理由がありますが、筆頭に挙げられるのが「動作モード(定電圧・定電流)」の不理解なのです。詳細は第8話で説明しますが、普及型の定電圧・定電流直流電源は動作モードを任意に(切替スイッチ等で)設定することができる、と思っている方が多いのですが、それは誤解です。
直流電源での動作「モード」は、機械の一般的な「モード(運転方式・設定)」とは、意味合いが違うのです。ここで「えっ!?」と思ったあなた。しかもいままでそんなことを意識したこともなかったし、問題が起きた経験もないとしたら、それはラッキーです(笑)。しかし個人の幸運には総量(上限)があるともいいます、ぜひ第8話(次話)で正しくご理解いただき、直流電源使用時のトラブル回避という(つまらない?)ことではなく、もっと人生の大事なことに幸運を使っていただければと思うわけです(なんか嫌味っぽくてスミマセン)。

ところで今話および次話では、登場人物のモデルとして、ペンギン型水中ロボットで一躍有名になった新進気鋭のロボットクリエータチーム「TRYBOTS」の近藤那央さん、齊藤七海さん、また舞台設定として、ハードウェアスタートアップの聖地(!)となりつつある DMM.make AKIBA 様の全面的なご協力をいただきました。この場を借りまして深く感謝申し上げます。

第7話定電流の理解(上)

ページトップへ ▲